2019年に静岡県沼津市で起きた人身事故。
車を運転したのが、既に逮捕・起訴されている渡辺さつき被告です。
実は加害者である渡辺さつき被告が、事故に関して嘘を言っていたのでは?という疑惑が持ち上がっているんですね。
仮に嘘だとすれば一体どんな内容の嘘なのか…
そしてどんな事故で、現場の画像証拠はあるのか?
現在わかっていることから客観的に情報をまとめてみました。
Contents
渡辺さつきの嘘疑惑=事故当時、自分の信号は青だった
そもそもこの事故なんですが、当初は青信号で直進していた渡辺さつき被告の車に対して、原付きが右折する形で突っ込んできた、というものでした。
最初は警察もそのように判断し(ドライブレコーダーがなかったため)、原付きバイクが悪い!という判断だったんです。
※原付きの方は亡くなっておられます。
もちろん、渡辺さつき被告も「自分は青信号だった」という供述をしており、(現行犯としては)逮捕すらされていません。
つまり、この供述こそ嘘ではないか?というわけですよね。
そしてその後の静岡県警の捜査により、渡辺さつき氏の信号無視の疑いが強まり、容疑者となって逮捕されました。
容疑としては過失運転致死です。
尚、逮捕後の取り調べでも「自分は青信号だった」という証言を一貫していたようです。
事故現場の画像、動画!加害者の説明との食い違い
ではより具体的に、渡辺さつき被告の事故現場・状況について見ていきましょう。
まず気になるのが事故現場の画像や動画ですよね。
場所としては【静岡県三島市 伊豆縦貫道下の萩西交差点】です。
こちら、画像というかグーグルマップになりますがご覧ください。
加害者の証言だと、この道を原付きバイクが直進してきて信号無視して右折。
でも自分は青だったので直進しており事故!ということでした。
ですが実際は異なります。
これについては被害者遺族の方のツイッターで、テレビ放送までされた時の動画がありますのでぜひ見てみてくださいね。
父はいつもの道を、青信号で通っていただけなのに。あと少しで家に着いたのに。
信号無視をした車に轢かれ、過失を押し付けられました。
私たちが声をあげなければ"加害者"のままでした。 pic.twitter.com/INxGDUfPM7— 三島市萩事故遺族 仲澤杏梨 (@anly318) August 18, 2019
以下に、画像に説明書きを加えたものをアップしておきます。
裁判でも全面否認!これも嘘か、はたまた真実なのか?
渡辺さつき氏は逮捕後、起訴されています。
検察としても、有罪に持ち込むだけの自信がないと起訴はしませんからね…。
そして初公判での罪状認否。
渡辺さつき被告は「青信号を確認して交差点に入った」と否認し、無罪を主張したのでした。

それを嘘と認定するのか、真実と認定するのかは裁判所の仕事ですからね!
第二回公判にて、罪は認める!でも「嘘でした」とは言わず
2020年10月に第二回公判が行われたのですが、なんとここで一転、渡辺さつき被告は罪を認めます。
というのも、検察側からの新しい証拠が提出されたから。
それにより、事故当時は車側の信号が赤だったことが証明されたそうです。
それを受けての、第二回公判での渡辺さつき被告の証言がこちら。
「私はずっと青信号を見たと思っていたが、カーナビの解析から赤信号だったことが分かった」
なるほど、「分かった」というわけです。
嘘でした、という旨の証言ではないですよね。
おそらく、新証拠が出て当時のことを思い出したのでしょう。
嘘を付いたのでは?と指摘する具体的な声
沼津市大岡 渡辺さつき(女)
交通事故を起こし、被害者を死に追いやった挙句、事故を被害者の原因と嘘をつき、被害者家族を追い詰める
その所業は人ではなく、それ以外の行為も人ではないと推察される
後世に伝えるため、ここに記す
— kuroi_ore (@kuroiore2) June 7, 2019
信号無視で人殺しをしたあげく、嘘をつき相手のせいにした46歳女。
警察も警察で被害者家族が証拠集めしなくちゃいけない状況まで追いやった上にその証拠が決め手になるってホントまぬけ。お粗末。のうなし。#静岡県#三島市#事故#沼津市大岡#渡辺さつき#嘘つき— mera (@merararara) September 29, 2019
渡辺さつき容疑者、嘘ついて責任逃れしようとしたのか
危険な道路施策を実行し続ける国交省の手も血で濡れてると自覚すべし https://t.co/iYfABYc5o9— zombieweekly@トルメキアの猫使い (@ZombieweeklyJP) June 22, 2019
>沼津市大岡、会社員 #渡辺さつき 被告
言い逃れ出来ない新証拠を検察から出されるまで、嘘を吐き続けた被告の罪は重い。静岡県三島市交通事故虚偽証言事件、被告には厳しい実刑判決が望まれる。
— 北枕 (@KI_TA_MA_KU_RA) October 22, 2020
SNSでは発言もやや過激になりがちです。
このように嘘と断定したり決めつけるのは良いことではありません。
それは裁判所が、裁判官が決めることですからね。
ですがこういった疑惑が持ち上がっていることも1つの真実ではあるということです。
まとめ:嘘かどうか、今後の公判に注目!
渡辺さつき被告の言葉のニュアンスを読み解くと、嘘ではないけどそう思いこんでいた!と受け取れますよね。
でもそれが事実ならしょうがないんです。
遺族としては「嘘」と感じるでしょうけど、渡辺さつき被告にとっては「思い込んでいた」ということこそが真実だった可能性があります。
何度も言いますが、この辺は裁判所が決めること。
今後、どういった認定がされるのか、この裁判にぜひ注目していきましょう。

当時の事故や被害者遺族の方についても触れておりますので、興味がある方はぜひ併読してくださいね!